学校長 あいさつ

2011年4月



 4月のウスター市はパレットの上の絵の具のようにすてきな色に満たされます。冬には寒々としていた木々には若葉の柔らかな緑。庭にはチューリップ、シャクナゲ、シャクヤク、アイリスなど日本でもなじみの花が目を楽しませてくれます。少し、郊外に出れば一面の緑の草原と菜の花、タンポポの黄色が目を捕らえます。青い空の下、カウベルを鳴らしながら牛たちが草を食べています。遠くには雪を抱いた切り立った山々も見えます。チューリッヒ駅から快速列車で14分、豊かな自然に囲まれた人口3万人あまりの中規模都市ウスターに私たちチューリッヒ日本人学校はあります。

 本校は地元ウスター市とチューリッヒ州の理解と協力の下、設立され今年で24年になります。児童生徒数80名を超える時代もありましたが、このところ減少傾向にあります。小さな学校ですが、それだけに家族的な大変仲のよい子どもたちです。また、運営委員会の方々をはじめ、保護者の皆様方もともに、子どもたちにとってよりよい教育活動を実現するためにお力を注いでいただいています。チューリッヒ日本人学校には土曜日だけ授業をしている補習校があり、5月には運動会を一緒に楽しんだり、職員同士で研修会をしたりしています。地元の学校との交流もそれぞれの学年が年間2回実施しています。

 授業は、原則的に全学年教科担任制をとっており、小規模校の特徴を生かした授業の工夫をしています。音楽、体育、図工・美術、技・家の授業は複式で行っています。本校はチューリッヒ州の認可を受けた学校なので、全学年週2時間ドイツ語を行っています。また、英語は小1年~3年は週1時間、小4年~6年は週2時間実施しています。

 本年度も「美しい学校・真剣な授業・さわやかな挨拶・大きな歌声」を合い言葉に、小さくても元気いっぱい・夢いっぱいの学校を目指して職員一同、しっかりと取り組んで参ります。





学校長  藤田 英彰