Neue Zurcher Zeitung
(2005.6.9掲載記事より)
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【日本語訳】Neue Zurcher Zeitung(2005.6.9, 第1面記事)
スイスの真ん中にある「日本の島」
-ウスターにある日本人学校が文化交流-
ここ17年来,日本から遠く離れたスイスのウスター市には,スイスに滞在している日本の子女のための教育施設として日本人学校が存在している。
この金曜日6月10日に,学校始まって以来の初めての文化交流会が,経済界・政界の著名な人を招待してウスター市役所にて開催される。
「Sorry,Japaneseon」日本人学校のホームページを訪れると,小さく遠慮するようなこの文字が目に入ってくる。たくさんの情報と写真があり,大変素敵にホームページをつくっているのだが,まったく我々にとっては理解できない文字が網羅している。先生の紹介の欄だけドイツ語と日本語で書いてある。
新しい校長先生は,この4月に広島から赴任したばかりで,英語もドイツ語も理解されないようであるがドイツ語のコースにはすでに申し込みをされている。校長先生が,ジャーナリストと会話する際は,学校の秘書か英語の先生が通訳にはいる。
日本人学校では,英語,日本語に加えてすべての学年において1週間に2回ドイツ語の授業が行われている。
この日本人学校は,日本政府から認可され財政援助を受けている。
1988年にウスター市に創設された全日制の学校は,スイスにおいての唯一の日本人学校であり,日本政府から認可され援助を受けている。例えば日本政府は,先生の給料,アパートの賃貸料を払っている。そのため,先生は厳しい条件のもとで選ばれる。自ら志望した日本人の先生は,2~4年だけ外国で教えることが可能であるがどこの国で教えたいという希望は一切取り入れられず政府が決定する。その政府から派遣された日本の各地方出身の9人の先生が,現在ウスターに赴任している。
政木恵美子校長先生は,10年前ツーリストとして初めてスイスを訪問したことがあり,赴任地がスイスと聞いて大変うれしかったと語ってくれました。スイスは,人間と自然がうまく調和している国という印象を強く持っているそうです。
世界中には,ここウスターにあるような全日制の日本人学校が80校あまり存在しており,さらに日本語を習得するために存在する日本語補習校もある。この補習校には普段は,現地の学校に通い土曜日だけ通ってくる国際結婚をした日本人の子どもが多い。
このウスターの日本人学校はチューリッヒ州より全日制の学校として認可されておりそれゆえにウスター市の教育委員会に傘下に入っている。
ウスターの日本人学校は,まるでスイスの真ん中にある「日本の島」であるが,先生たちは現地学校の生徒と交流を行うように常に努力してきた。少なくともその大きな第1歩としてこの金曜日に市役所にてクスター市とともに経済・政治関係の人々を招待し,スイスと日本の文化交流を行われる。スイスと日本の食事も用意される。
<在スイス日本国大使とウスター市の市長も参加>
今回のイベントに招待された客の中には,中村日本国大使,スイス通産省Joerg Reding大使,ならびにウスター市Elisabeth Surbeck Brugger市長も参加する。約160人以上の参加者が予定されており日本語と英語の招待状には,歌川広重の素晴らしい作品が紹介されている。
もし,今回のイベントが,成功すればこれからもこのようなイベントが開催されてゆくであろう。日本とスイスの文化交流においてお互いが理解するためにさらにたくさんのイベントが開催されることを希望する。
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